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天使が報告しているだろう事を伝えた
リイナは、とりあえず逃げた方が良いと提案すると
レインが、起き上がる…と、
痛みを伴なわない身体を見直す
「治療…まで?」
「え、あ…はい。」
「ありがとう…」
その言葉を残し彼は横の窓から消えて行った。
白いベットに残された黒い羽と白い羽
怪我を負ったせいで抜けたのだろう羽根を愛しそうに見つめる
たった数分の幻。
彼が何処に行ったのかもわからない
そして、これから先現れる事があるのか…
そんな事を考えていたら、バンと小さな小屋が揺れるほどの力で扉が開いた。
「子天使よ、お前が堕天使をかくまっているのは解っている」
扉の前に立つ男性に慌ててお辞儀をするリイナは続けて謝罪を告げる
「申し訳ありません、でもあの人はここにはもう居ません」
初めて見る大天使。羽根の大きさが恐ろしくも感じる。
いつも優しい大天使も居るが、この人達は天使会と言う
この天使界を守る人たち。
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