01.

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. 段ボールを引張り出すと、 「ありがと!」 千鶴は、嬉しさで頭の痛みを忘れたのか、楽しそうに目を輝かせ、アルバムを取り出し始めた。 「うわぁ!懐かしい……」 「ああ、これは俺のだな」 「えっ!ユキのも見たい!」 「ん」 「うわっ!ユキがちっちゃい!」 それは、そうだろう。 赤ん坊の俺の写真を嬉しそうに見る千鶴に苦笑いする。 「あ……」 千鶴が、一枚の写真をじっと見つめたまま、懐かしそうに目を細めた。 「ああ、丁度ちづと会った頃だな」 そこには、リビングのソファーで、まだ小さな千鶴を抱いて昼寝をしている俺と千鶴が映っていた。
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