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「言わなくていいんじゃない?女っていっても連れかもしんないし。」
友達?
「………そうだよね!」
きっと友達のだよね。
今日の哲也の話しは聞かなかった事にしようっ!
もしかしたら先生の家族の物かもしれないし。
リィの話しや、先生の話しをしていたら、あっという間に私の家に着いてしまった。
「もう着いちゃった…」
「何?まだそんなに俺といたいの?」
哲也が意地悪そうな笑顔でそう言った。
素直に頷けばいいのに自分の口から出た言葉は…
「別にっ。明日も学校あるもんっ。じゃあねっ」
かわいくないな、私。
ほんと、かわいくない。
「おぉ。じゃあな!」
じゃあなって、あっさり帰っちゃうんだ…。
哲也の後ろ姿が見えなくなるまで家の前にいた。
明日も会えるのに……寂しい。
みっちゃんが言ってた初チューは、いつになる事やら…。
哲也は私にキスしたいとか、もうちょっと一緒にいたいとか…そういう事は思わないのかな……?
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