◇第1章◇ クラスメート

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「言わなくていいんじゃない?女っていっても連れかもしんないし。」 友達? 「………そうだよね!」 きっと友達のだよね。 今日の哲也の話しは聞かなかった事にしようっ! もしかしたら先生の家族の物かもしれないし。 リィの話しや、先生の話しをしていたら、あっという間に私の家に着いてしまった。 「もう着いちゃった…」 「何?まだそんなに俺といたいの?」 哲也が意地悪そうな笑顔でそう言った。 素直に頷けばいいのに自分の口から出た言葉は… 「別にっ。明日も学校あるもんっ。じゃあねっ」 かわいくないな、私。 ほんと、かわいくない。 「おぉ。じゃあな!」 じゃあなって、あっさり帰っちゃうんだ…。 哲也の後ろ姿が見えなくなるまで家の前にいた。 明日も会えるのに……寂しい。 みっちゃんが言ってた初チューは、いつになる事やら…。 哲也は私にキスしたいとか、もうちょっと一緒にいたいとか…そういう事は思わないのかな……?
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