◇第2章◇ 目標

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◇◇◇ -次の日 物凄くドキドキしながら教室に向かった。 どんな顔をして挨拶をすればいいんだろ~? ………そんな事を考えてたけど、 教室に入ってすぐ哲也達がエロ本を見て騒いでて、照れなんてどっかへ飛んでった。 私はファーストキスだったけど、哲也は違うもんね。 照れる訳ないか。 相変わらずリィは先生の事ばかり気にしてて、初チューを報告しようかと思ったけどやめといた。 放課後。 哲也に置いてかれないように急いでしたくをして哲也の元へ行った。 「今日も着いてっていい?」 「当たり前だろ。行くぞっ」 当たり前だって!!!そんな言葉に胸がキュンキュン。 哲也の後に続いて教室を出た。 「相原君っ」 後ろから誰かに呼ばれて振り返ると、見た事ある女の子がいた。 「おー木内…。何?」 思い出した…。この前はジャージだったから雰囲気が違うんだ。 野球部のマネージャー。だよね…。 木内さんていうんだ。 「病院に行くんでしょ?監督に一緒に行けって言われたの。私も一緒に行く」 え? 何で? 「いいよ、俺こいつと行くから…」 哲也に指をさされて、その子に軽く会釈した。 でも、見向きもしてくれない。 感じ悪~いっっ!! あ… この子の制服についてる公章、私達と同じ色だ。 って事は同級生?? 見た事ないや…。
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