◇第2章◇ 目標

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ドキッとしてゆっくり振り向いたらまた……不意にキスをされた。 胸が熱くなる。 唇を離して哲也からも離れた。 「もぉっ。哲也っていつも突然なんだからっ」 赤い顔をしてる自分が恥ずかしい。 「嫌ならもうしねぇよ」 え?! 「違うっ、嫌じゃないよっ…」 「じゃあ怒るなよ」 今度はゆっくり哲也の顔が近付いてきて、 ドキドキが溢れ出そうなくらい優しいキスをくれた。 幸せな時間…… 哲也と2人でいる間だけ、時間が止まればいいと思っちゃう。 唇を離して2人で見つめ合った。 超至近距離で見つめられて、更に胸がドキッとした。 「哲也…?」 哲也は何か言いたそうだったけど、私をギュッと抱きしめただけで何も言わなかった。 どうしたんだろ……? 「何かあった……??」 「ないよ」 それならいいけど…。 いつもの哲也らしくないから心配になっちゃった。 抱きしめられてると、哲也を近くに感じてホッとする。 もっと一緒にいたいな。 もっともっと一緒にいたい。 哲也の事、もっともっと知りたいよ………。 .
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