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ドキッとしてゆっくり振り向いたらまた……不意にキスをされた。
胸が熱くなる。
唇を離して哲也からも離れた。
「もぉっ。哲也っていつも突然なんだからっ」
赤い顔をしてる自分が恥ずかしい。
「嫌ならもうしねぇよ」
え?!
「違うっ、嫌じゃないよっ…」
「じゃあ怒るなよ」
今度はゆっくり哲也の顔が近付いてきて、
ドキドキが溢れ出そうなくらい優しいキスをくれた。
幸せな時間……
哲也と2人でいる間だけ、時間が止まればいいと思っちゃう。
唇を離して2人で見つめ合った。
超至近距離で見つめられて、更に胸がドキッとした。
「哲也…?」
哲也は何か言いたそうだったけど、私をギュッと抱きしめただけで何も言わなかった。
どうしたんだろ……?
「何かあった……??」
「ないよ」
それならいいけど…。
いつもの哲也らしくないから心配になっちゃった。
抱きしめられてると、哲也を近くに感じてホッとする。
もっと一緒にいたいな。
もっともっと一緒にいたい。
哲也の事、もっともっと知りたいよ………。
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