赤い空の下で

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涼は、にこってしたあと、 涼『じゃあちょっと柔道場まで行ってくる★ ちょっと待ってて。』 と言い、柔道場まで走って行った。 今、あたしの顔―… 絶対二ヤけてる.. 一緒に帰るとか!! 付き合ってるみたいだぁ★ ..あたしたちって、まだ付き合ってはないよね!? 再会はしたけど.. 付き合ってはないなぁ.. そんな事を一人で考えていると、 涼が帰って来た。 涼『大丈夫だって★行こっ!!』 涼はそう言い、歩き始めた。 涼の後ろ姿―… あの文化祭のときよりも、 広くて大きくて―… あたしと同じくらいだった背も、いつの間にかすごく高くなって.. あたしはなんだかやっぱり、寂しかった。 涼『なんで止まってんの!? 俺バカみたいじゃん!』 涼は結構前に行ってて、あたしに向かって叫んでいた。 ハッ# あたしは急いで涼の元へ走った。 涼『まじ恋ってうけるよね。』 涼はそう言いながら、また笑った。 ..その笑顔は、変わってないね―… やっぱり、大好きだよ。 心の中で、つぶやいた。 そして今度は、涼と並んで歩き出した。  
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