水面の月と月下世界世界観説明

月下世界

一等区域
三大魔王と呼ばれる存在がしのぎを削っている地域である。
地理としては間欠泉やそれによって出来た肥沃な泥沼(その泥沼は肥料として下層域に売られている)などがある。
森などは炎上草に焼かれてしまうため、まばらに木々が生えている程度である。
濃密な魔素と豊か過ぎる土壌により、霊草や貴重な薬草がまとめて群生しているのも珍しくは無い。

二等区域
そこそこ名の売れた魔王達が争う地域である。
地理としてはある程度まとまった森林、炎上草が纏まって群生している火炎の丘等がある。
一等区域程ではないが、珍しい薬草が生えている。
また有数の魔鉱山が連なり、三大魔王が時折ちょっかいを出す事もある。

三等区域
まだまだ無名の魔王が小さい領地を醜く争いあっている地域である。
地理としては百エーカーなんてめじゃないほどの森が広がっており、時折大火災が発生する。
非常に殺伐とした地域で、土壌の恵みを最大限受け切れていない。
月下世界で最も無駄な地域とも言えるだろう。

四等区域
下っ端悪魔や、力と知識がそこそこある程度の魔性族が住まう地域である。
この地域からは魔王達も争うことはせず、比較的平和そのものであるが、時折四等区域からの戦火が飛び火するのが欠点だろう。
地理的には谷や山が多く、火山地帯でもある。
地熱による温泉も湧き出ており、温泉街を構築する都市は湯治客などで賑わいは年中途切れることは無い。