─§01§─

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「────ッ!?」 1人の大男が体に走る激痛で目覚めた。目が覚めた大男の目には白い天井が見える。乱れた呼吸を落ち着かせるため深呼吸をゆっくりと数回行った。 呼吸や頭が落ち着いたのを確認して大男は上体を起こして周りを確認する。 部屋、天井も壁も床も全て真っ白な部屋。落ち着いたとはいえまだ頭の中はぼんやりと霧がかかったような感覚で思考がうまく纏まらない。 「───ここ、は?」 大男はゆっくりと立ち上がったが、ふらついて片膝をついた。
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