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「よし、手当たり次第声かけるぞ分かったな?」
武が鼻息荒く、決意表明をしたあと女子二人で回っている子たちに声をかけていた。
俺もその後を追いかける。
「ねぇ~俺らと回らない?」
女子たちは、武の声を無視して通りすぎていく。
「くそっ無視かよ」
文句を言う武に呆れつつ、その後も三組の女子に声をかけたが、結果は全滅だった。
「何で皆無視するわけ~?」
「さぁな。暇じゃないんだろ」
「お前はノリ悪いな」
そんな、いかにも下心全快な顔して声掛けたって無駄だろ。
俺は素直に武に伝えた。
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