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「痛ってぇ~。」
ビックリして、後ろに下がった彼女の足が、男の大事な所を踏んだみたいだ。
男は踏まれた大事な所を押さえながら、ゴロゴロと右へ左へと、悶えている。
「また変なことしたんだな。」
ドアから一直線に続く、廊下の突き当たりの部屋から腰まである綺麗な黒髪をなびかせた少女が現れた。
少女の姿は、何処からどう見ても中学生ぐらいにしか見えなかったが、彼女には、その少女が自分よりも大人な雰囲気を持っているような感じを受けた。
「依頼か?」
少女のその問いに小さく頷いた彼女は、まだ転がっている男をちょんと飛び越え、少女に部屋の奥へと連れられた。
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