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さて今度こそ、仕掛けを起動しよう。
リズの部屋の魔法陣に魔力を流す。
瞬間に、部屋の各所から、火が上がり、部屋中に広がる。
火が屋敷中に広がらないように魔法で調節しているので、ほかの犠牲者は出ないはずだ。
ロイス「ふぅ。『転移』」
俺は侵入者とともにリズを預けている部屋に転移。
侵入者を床に放置、リズを抱いてギルド『妖精の宴』の前に転移。
本当はギルドの中に転移したいんだが結界のせいでできない。
俺は気配遮断+透明マントをかぶってギルドに侵入。
ギルドの人気がないところにリズを寝かせ、ギルドを出た。
翌日
部屋に戻って眠りについていた俺は突然起こされ、メイドに侵入者がいたことを聞かされた。
倉庫が荒らされたこと。執事の一人が死んだこと。屋敷に火が付きリズの部屋が燃えたこと。リズの死体らしきもの(俺が仕掛けた人形)が確認されたこと。
執事を巻き込んでしまったのは俺の失態だ。悔やんでも悔やみきれない。
もっと上手くやっていれば死人は出なかったかもしれない。
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