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~~リズ side~~
リズ「んんーーーーよく寝た。あれ?ここどこ?」
目が覚めると知らない場所でした。
どこでしょう。質素な部屋見たいです。窓から見える景色も違います。
ガチャ
?「お、起きたか」
かっこいい女の人入ってきました。
赤い髪をしていてとても綺麗なんですがなぜかかっこいいがあってる気がします。
イザ「おぉ、混乱してるみたいだな。
まず自己紹介だ。私はギルド『妖精の宴』のギルドマスターをやってるイザベラ=ローテスだ。ここはギルドの宿舎だな
昨日ギルド内で嬢ちゃんが寝てたからここに運んだんだ」
私が黙っていたら、挨拶をしてくれました。
なんだか悪い人じゃなさそうです。
リズ「え、えとリズ=アスリードです」
イザ「アスリード.....」
リズ「?」
イザベラさんが困った顔をしています。どうしたんでしょう。
イザ「よし、リズ。よく聞け実はな...........」
リズ「じゃ、じゃあ私いらない子なの?」
イザベラさんによると私は死んだことになっているようです。
そうか、私がダメな子だからだ。
きっと母様たちもなにもできない私が嫌いになったんだ。
だから捨てられたんだ。
イザ「そんなわけないだろ。リズの味方はちゃんといるぞ」
イザベラさんは優しい顔をしています。
リズ「で、でも......」
イザ「実はなお前が寝ていたところに手紙があったんだ」
そういって手紙を私の前に出してきました。
そこには『リズへ』の文字。
兄様の字です。
私は急いで手紙を開きます。
『リズへ。
知らないところにいてとても不安だと思う。
でも安心していいぞ、そこのギルドマスターさんは面倒見がいいはずだからな。
それと、ごめん。リズのこと守れなかった。本当は一緒に暮らしたかったんだけどな。
兄ちゃんが弱いせいで出来なかった。本当にごめん。
でも、いつか絶対に迎えに行くからな。それまで待っててほしい。
えーっとそれから.....手紙なんて初めて書くから何かいていいかわからないな。
じゃあ最後に
リズのこと絶対に嫌いになってなんかいないよ。俺たちはリズの家族だからな』
~~side out~~
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