初等部入学

3/34
27747人が本棚に入れています
本棚に追加
/793ページ
まだまだヒートアップする二人。 「なんだと!」 ケイト?「なによ!」 ニア?「ふ、二人とも落ち着いて」 そして二人を抑えようとするニア。 だが当の本人たちは収まることを知らず、今までヒソヒソ声でやりあがっていたが、声のボリュームが上がっていく。 む。周りの視線が集まってきた。 周りに座ってる生徒はもちろん、講堂の端に控えてる先生っぽい人たちもこっちを見てる。 ま、まずい。三人の位置関係はケイトが俺の隣。 ニアが俺の前。 茶髪がケイトの前でニアの隣。 つまり俺を入れると4人で見事な四角形を形成しているわけだ。 このままじゃ俺まで巻き添えを食らって目立ってしまう。 ロイス「おい、三人とも周りを見ろ」 俺は6歳児とは思えないドスのきいた低い声で言う。 三人「「「え?」」」 その声のおかげか三人は周りを見る。 そこには自分たちを注目している人人人人人人.....。 三人「「「~~~~~!!」」」 三人は顔を真っ赤にして俯いてしまった。 ふぅ、なんとかなったな。 よく考えたらこの三人、席が近いってことは同じクラスなんだよな。 俺、平穏な学園生活送れるかな..... って、これフラグじゃね?
/793ページ

最初のコメントを投稿しよう!