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~1-B教室~
さて、入学式はあの後特に問題もなく進み今は教室だ。
俺のクラスはB。
初等部のクラスは実力分けはなく完全なランダムだ。
なぜランダムなのかの理由は単純でこのあといくらでも生徒たちは化けるからだ。
一応入学時に魔力測定はしているが、
この世界の人の最終的な魔力量は最初に測った時と比べると
低い人でも数十倍、多い人だと数千、いや下手したら数万倍に魔力量が跳ね上がる。
そしてその上がり方は成長期が顕著なのだ。
初等部の最初に実力分けなんかしても1年のうちにいくらでも入れ替わるので初等部のクラス分けはランダムだ。
あぁ、それと初等部では後半になるまでは魔法を教えないってのもあるな。
?「よぉ、さっきはありがとな」
と、考え事をしてたら、さっきの茶髪が話しかけてきた。
ロイス「ん?気にすんな、あのくらい」
周りの視線に耐えきれなくてやっただけだからな
カイ「そうか!お前いいやつだな。
俺はカイ=ニーティオだ。よろしくな」
ニーティオ。確かこの辺で有名な商人と同じ名前だな。
ニーティオ商人はその辺の貴族より金持ちだったはずだ。
というか、こいついい人認定するのはやいな。
ロイス「よろしく。俺は.....」
ガラララ
先生「はーい、みんなー席についてー」
妙に間延びした声で女の人が入ってきた。
先生か。
カイ「お、悪い後でな」
カイはそういって自分の席に戻った。
席は自由席だったんだが、俺が座ってる窓際は人気なようで教室に入ってすぐに埋まった。
カイは真ん中の方の席に着いた
周りを確認すると、さっきの二人の女の子、確かニアとケイトは俺の列の3個前(俺は一番後ろ)とその隣に陣取っていた。
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