初等部入学

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~ニーティオ家~ ケイト「へぇ結構大きい」 ニア「うちより全然大きい」 というわけで、ニーティオ家についた。 人数は10人。カイの友達二人にケイトとニアの友達二人、それにレイクと姉貴を追加した形だ。 ニーティオ家はさすが大商人というべきかそこらの屋敷よりでかい。 カイ「そうか?ロイスの家の方がでかいだろ」 ケイト「そりゃそうでしょ、アスリードなんだし」 うーん。ニーティオ商人のことは知らなくてもアスリード家のことは知ってんのか。 ロイス「いやうちだって――――」 ?「やあみんないらっしゃい」 言葉を遮られたorz どうやらカイの父のようだ。 カイと同じ茶髪で中肉中背。 カイ父「さぁさぁ、みんなこっちだよ」 促すカイ父。みんなはきゃーきゃーいいながら屋敷の中へ。 リア「面白いものってなんだろうね」 レイク「きっと伝説の剣だよ」 ケイト「伝説の杖ってのはどう」 カイ「伝説の盾ってのもいいな」 リア「弓」 ロイス「槍で」 ニア「え?え?じゃ、じゃあ....」 言葉に詰まったニアを全員で凝視。 恥ずかしいのか顔が赤くなる。 あらら耳まで真っ赤。 ニア「つ....」 『つ?』 爪か? ニア「つまようじ」 『..............』 よ、予想の斜め上キタ。 ケイト「つ、つまようじね。きっとそれよ。ね?ロイス?」 俺にキラーパスが! ロイス「あぁ、むしろそれしかないよな。姉さん?」 とりあえず、周りに知り合いが少ない姉貴へ。 リア「えぇ、間違いない。レイク?」 同年代がいない姉貴は当然レイクへ。 レイク「え?そ、そうだよね。カイ?」 そして、クラスが違うけど残ったカイへ。 け・い・か・く・ど・お・り。 カイ「お、俺?!まぁつまようじもありだよな。あのかっこいいフォルム、憧れるよなつまようじ。ニアの言うとおりつまようじだよ、きっと」 とどめさしたね。うん。 ニア「ぅ、うわーーーーーーーん」 あららー逃げちゃったよ。 ロイス「カイ、ひでー」 ケイト「さいてー」 レイク「あれはないよ」 リア「くず」 いや姉貴今日初めて会った人にクズって........ ナイス! カイ「お、俺だけのせいじゃねえだろ?!」 『いやカイ(君)のせいだろ』 カイ「くそーーーーーーーーーーー!!!」 本日、二人目の逃走者。
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