3:再会

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俺はいつもより遅い時間に学校に向かっていた。 総一郎「ふあぁ…」 寝坊した…完璧、遅刻だ… グラウンドでは体育の授業をしている。 もう1時限目はじまってる… 「ヤバい!遅いよっはやくー!」 1人の女が俺の横を走っていく。 こいつも遅刻か… そいつは後ろを振り返って叫ぶ。 「蛍っ走るの遅いー!」 「夏帆ちゃん待ってよー!!」汗 総一郎「!?………蛍…?」 俺は振り返った。 必死に走ってきているのは紛れもなく『蛍』……俺が見間違えるはずない。 声も『蛍』だ。絶対に。 俺は俺の横を走っていこうとした『蛍』の腕を掴んだ。 蛍「!?」 総一郎「蛍」 『蛍』は立ち止まって俺をみた。 『蛍』だ…『蛍』は本当は生きてたんだ。 蛍「何ですか…?」 総一郎「蛍…?……俺のこと覚えてないの?」 蛍「?…どこかで会いました?」 総一郎「!?……」 俺は蛍の腕を離した。 そっか……『蛍』はやっぱり………いないんだ。この子は似てるだけ。 総一郎「ゴメン…人違い」ニコ 蛍「………」<悲しそうな笑顔…> 「こらっ!蛍っイケメン王子と喋りたいのも分かるけど行くよっ!」 蛍「えっあっうん!じゃあ」 『蛍』に似ている蛍さんは夏帆?さんに腕を引っ張られながら走っていった。 .
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