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今、考えてみれば
本当に今更だけど。
話した事もない彼女が俺に興味すらなかった訳で。
だから名前も知らなかった訳で。
つまり…
アウトオブ眼中！
だった訳で。
赤かった俺もさすがに冷めていってしまった。
確かに、話した事ないけど
最初から眼中にすらない…とか。
「別に…そんなに。普通じゃん」
冷たい態度すぎたか…と思ったが、彼女は表情を曇らせる事もなく言葉を続けた。
「えー、かっこいいよ！」
あ、その言葉、もう少し早く聞きたかったな。
できれば席替えした日くらいに。
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