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俺は走った。とにかく走った。
結果、、、
「どこだ?ここ・・・」
迷ってしまった。無我夢中で走ってたからな。
噴水もあって庭園みたいな場所。色んな花が咲き乱れている。
花を見回っているとベンチで寝ている人を発見した。
「おーい」
失礼ながら顔を覗き込んでみるとそこにはまたしてもキレイな顔が。ハウぅ
茶色っぽいサラサラのかみで睫毛も長くキレイとカッコイイの中間にいるような顔だった。
思わず髪に触ろうとするとビクッと動いて色素の薄い瞳があらわれた。
「・・・だれ」
「あ、ええと、1年の転入生です。」
「なんで」
口数が少ない人なんだな。さっきから単語しかしゃべっていない。
「あの、俺迷っていて。んで適当に歩いていたらあなたを見つけて、、」
「真蓮…」
「?」
「神楽坂、真蓮(カグラザカマレン)」
ああ、この人の名前か。
あなたって呼んだのが気にさわったのかな?
「それであの、神楽坂さ「真蓮」
「神楽「真蓮」
「「・・・」」
、
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