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俺は自分の席についた
俺の席は一番後ろの窓側だ
毎年だが窓側の後ろの席をかってに座っている
授業中に入ってきた先生は俺には目もくれずなにもなかったように授業を続ける
テレビの学園ものならここで先生が怒ってくれるんだろうが・・・
これが現実だ
授業中だというのに、なにやら廊下が騒がしくなってきた
俺のクラスのドアが開いた
ドアを開けたのは入学してから仲の良い悪ガキ2人だ
名前はたかしとひろき
たかしとひろきは俺とは違うクラスだが教室に入ってきた
たかし「うわっ!神崎がまじで学校きてるじゃん!」
ひろき「まじかよ!?」
後ろからひろきが顔をだす
二人は廊下でサッカーをしようと俺の腕を掴み俺を廊下につれだした
クラスの生徒、先生もこの光景にはもう慣れているせいかなにも言わない
俺達は廊下でサッカーを始めた
少しすると生徒指導の先生がやってきた
先生「お前ら!!!授業中になにしてる!」
先生は顔を赤くし怒りに身を任せ俺達の胸ぐらを掴む
俺、ひろきが捕まってしまった
たかしは隙をみて先生から逃走!
はたからみれば薄情ものだとおもうが、たかしの役目は決まっている
たかしの逃げ足だけはピカイチだ
俺とひろきもそれは知っているからこそ、たかしを逃がす。
サッカーボールを死守すること!
それがたかしの役目だ
たかしは先生からうまく逃げのびた
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