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私にとっては、どんなでも尊敬する大好きな母だった。 小さくて優しくて、でも時には厳しいけれど本当は弱くて色々な物を一人で抱えて立っている凄い人だった。 けれど、弱さに負けてしまう瞬間や、自分の殻に閉じ籠ってしまう弱さ…それさえも、母の置かれた状況を考えれば否定は出来なかったし、頑張りの末の一時の反抗が殆んどだったから責める気にはならなかった。 度が過ぎて酒漬けになってしまうまでは…。
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