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海と密接に関係しているのが、雨の存在である。
この雨は、海から水が蒸発し、雲となり、水を降らせる。
この水から大地に染み込んだ栄養素を元に、バクテリア等、しいては、
植物を生み出す土壌となる。
しかし、植物が無い、となると、考えられるのは、日本が砂漠化したので
はないだろうか。と、考察できる。
砂漠化する要因として、主だったものは、土壌の流出、塩性化、流砂、
飛砂であるとされている。単純に温暖化だけが問題ではない、となる。
土壌の流出は、雨や洪水などで土が流出する。
塩性化は、土壌中における塩類濃度が上昇し、植物が育成できなくなる
状態となる。
流砂、飛砂は、周辺にあった砂丘から砂漠では無い地域に砂が流れ込み、
表土を覆ってしまう現象となる。
となると、考えられるのは、マシンが人が生きていけない環境を作る
ために、表土を塩性化したと考えられる。
これにより、地表が砂漠化しており、植物が育てない環境にあると
考えられる。。。のだが、エンデイングでは、植物が育つ環境にある、
となっている。
なので、この矛盾を解消するために、考えられるのは、以前、マシンが
地表を塩性化しており、徐々に土が回復し、現在では植物が育つ環境
になっていった。または、塩性化した土地に対して、塩性化対策を
マシンが行って来ていた、と考えられる。後者については、確かに
ご都合主義であることは否めないのだが、マシンのとった方策の一つ
として、「人が生きていく環境を再構築し、人がコールドスリープから
目覚めさせる」というものがあるため、十二分に考えられる。
ある意味、マシンが地球を一旦破壊し、再生していたとも考えられる
ではないだろうか。
とすると、コールドスリープから目覚めた人たちは、多少なりとも、
食糧を自給自足していたのではないだろうか。
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