第一章:世界

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この核の冬があったとして、人が生きていけるだけの気温に上昇するには、かなりの年月がかかる事が当然、予測される。問題は、現在のビルなどの建物が、何千年もの間、姿を維持できるのだろうか、という問題もある。 この仮説を正しいとするなら、マシンが人類を抹殺し始めた頃、人類が、マシンに対して核を使ったとも流れとして考えられる。万が一、核が使われても、コールドスリープで人類はある程度確保していたわけであるし、恐らくコールドスリープから起きた人が必要になるであろう物資も確保してあったと仮説する。すると、地表が酸化していたという予測も、核の冬後、放射能を含んだ雨や酸性雨等が降り注いだと過程するならば、にわかに真実味を帯びてくる。 私が気になっている点として、実際にあった広島であった核を使用された後の事である。私は、第二次大戦時に生きていた人では無いので、残された文献等から伺い知ることしかできないのだが、現在の広島では、畑もあれば、人も住める町になっている。この当時に、現在(2014年)に福島の原発問題であったような、除染作業は行われていたのだろうか?
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