新入生はアイツの妹。その名も……

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「ふぁ~……今日もいい天気だな」 空を見上げながら欠伸を1つ。 本日から平常授業。いつも通り晴れ渡る青空の下、俺は1人で学校までの道を歩いている。 因みに吹雪と雪崩ちゃんは憂氷さんが面倒を見てくれている。 出る時にかなりグズられたが、こればかりはどうにもならない。 こんなのんびりした日は久しぶりかもしれない。 別に何時もの騒がしのが嫌な訳ではないが、たまにはこういう日があってもいいんじゃないかと思う。 「おーい!イチローくーんっ!」 そして数分後。校門前まで来たところで、のんびりと言うよりのほほんという言葉が似合う奴に後ろから声を掛けられた。 「おはよー!イチロー君!」 「ああ、おはよう彩夏。朝に教室以外で会うなんて珍しいな」 「えへへー♪イチロー君に会える気がして早めに出たんだよ!」 彩夏は俺の隣に並び、そう言いながら嬉しそうな顔を俺に向けてくる。 何だその無駄に高性能なレーダー。 「まぁ、取り敢えず教室に…」 《いちろうさんの牧場でイーアイイーアイオー♪》 な、何事っ!?
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