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暑い日差しが照りつける中…
喉もカラカラに乾いている…
今にも倒れそうな程にフラフラだ…
それでも、彼は足を止めなかった。
今も監督の言うとおり、校外をひたすら走っている彼。
もう自身でガス欠なのは自覚していた。
横っ腹も痛くなっていたし、呼吸もうまくできなくなっていた。
しまいには頭痛までしてきているしまつだ…
そう、彼はけして長距離が好きではなかったし、得意でも無かった。
単に部活の一環でしかないし、監督の言うメニューをこなしているに過ぎない。
だが、足を止める事はプライドが許さなかった。
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