条件はシルバーフォックス

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俺の朝はまだ日も昇らぬ前に始まる。季節にもよるけどな サッカーの推薦で入ったこの聖凛学園の活動はかなり多忙でキツい毎朝六時には起きて朝練、授業が終わるとすぐに夕練と趣味の裁縫もできやしない。今乙男とか思った奴集合。小一時間裁縫の素晴らしさを説いてやるよ。 朝練もいつも通り終わり眠たい眼を擦りながら教室に向かうと獅遠と蛍が難しそうな顔しながら話していた。 『二人ともはよー』 『あっ文太おはよう。朝練お疲れ様だね、はいメロンパン』 朝練が終わった後に蛍からメロンパンを貰うのも俺の日課だ。 『あんがと。なんの話ししてたんだ?』 『朝理事長から呼び出されまして「委員会ならやっぱり顧問とかいる方がいいわっ♪」と言う事です。』 『はたまたいきなりだな理事長も……顧問とか難しくね?』 『そうなんだよねー……いきなり顧問って言われても生徒会と風紀委員会どちらにも敵対することになるからね、うん。』 『文太はどなたか思い当たる方いませんか?』 『ん~。……あっ神崎先生は?』
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