不馴れな朝、変わる日常

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――――― 遅い…笹間が寮母を探しに行ってもうかれこれ20分は経った。 『全くなにをしてるんでしょうね、』 遅いし寮を詮索にで… (『くれぐれもここから離れないで下さいね』) どうするべきか?子供ではないがこう時間が経つと手持ちぶさたでしょうがない。俺みたいな年齢だったら携帯の一つは持っているだろうが若者にはなれなかったらしいあいにく持っていない。 笹間を怒らせると後々面倒くさい、ここは大人しく待つことにした。 待ち時間とは贅沢な事なのかも知れない。何にも縛られずただ待つ。たまにはいいかも知れないな _
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