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あれから10分 笹間と寮母らしき人物がこちらに歩いてくるのが見える。
『申し訳ありません少々時間が掛かってしまいました』
『こんにちわ香乃くん』
落ち着いた優しいそうな声
特徴的な淡い色の緑と水色のオッドアイ
自分より長いく腰まであるだろう珀金の髪を後ろに結んでいる。ふんわりと香る爽やかな甘い匂いが森の中を想像させる
『初めまして、香乃獅遠 です。』
中性的な声、顔性別を見分けるのがとても難しい。
『僕はここ高等部寮の寮母の竹中響-タケナガ ヒビキ-です』
柔らかい自然な笑顔で手を差し出されたその掌に自然と手を重ね握手をしていた
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