次元の違う世界。

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―――そして8階からはやっと生徒達の部屋らしい 『8階~15階までが一年生』 『16階~22階まで二年生』 『23階~30階まで三年生』 『獅遠くんは特待生だから31階だよ』 エレベーターの移動中に竹中さんがさっと説明してくれた。特待生だけは学年関係なく31階のようだ。 『特待生だけは違うんですね』 少し疑問に思ったので聞いてみた 『う~ん…この学園じゃ特待生は二種あってね、一般的な特待生と特別対応生徒の二種類になるんだけど』 『特別対応生徒ですか?』 思い当たる節がちらほらとある。 『うん、特別対応生徒ってのはね なんの理由かは知らないけど、獅遠くん4月に違う学校に居てまだ1ヶ月も経たないうちに聖凛に転校したでしょ?』 『普通じゃそれは有り得ないんだ、聖凛も受け付けないはずなんだけどね、獅遠くんがいるって事は受け入れた=特別対応生徒になるって事だよ?簡単に言えばだけどね』 竹中さんは言い終わると31階に着いた _
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