ある夏の日

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かれこれ5分くらい、放置されっぱなしの私 主人公の扱いがぞんざい過ぎるような気がしてならない 「――とにかく、此処にいた以上、その子が何か関係してるのは確かだ。 …俺様がその子に直接話を聞く。 風来坊の旦那、その子は今どこに?」 「ああ、確かそこにいたと思うけど」 風来坊さんが私の方を指差す 「(ようやく出番が…)あの、私が何か…?」 「…こんちはー。君が此処の家主?」 迷彩さんがにっこりと笑って話しかけてくる とってもにこやかなのに、ちょっと怖く感じるのはなんでだろう 「…うーん、家主は兄なんですが、ずっと帰ってきて無いので今は私が家主…なんでしょうか」 「ふうん?じゃ、君の名前は?」 「知らない人に個人情報いっちゃ駄目って兄に言われてるので…」 「えー…どうしよ」 「HA!やっぱてめえfoolだな。ようは”知らない人”じゃなければいいんだろ?」 兄の部屋からひょこっと出てきた眼帯さんが、ずいと顔を寄せる 近い、近いって 「俺は伊達政宗。nineteen years oldで、生まれは奥州だ。これで知らねえ奴じゃねえだろ?」 眼帯さん、もとい伊達さんは二、と笑った
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