ある夏の日

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『…悪いな、しい。 今月も帰れそうにないんだ…』 「…いいよ、もう慣れてるし。仕事がんばってね。 …うん、じゃあまた」 カチャン 「はあ…」 私は受話器をおき、 小さくため息をついた 電話の相手――兄さんが帰ってこれなくなったので、 私はまたしばらく一人きり 気分は下がるばかりだった
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