その後。*番外編*

16/18
前へ
/247ページ
次へ
「でも嬉しかった、かも??」 「…なんで疑問形なんだよ」 「嬉しかった、です。」 いまさら素直になるなんて恥ずかしいじゃんか。 でも、でもでもでもね。 イケメンでなんでもできるけど、ヘタレな陸が勇気を出してしてくれたプロポーズだから、 「大丈夫、あたしは何があっても陸ひとすじだから!」 少し、素直になってみようかな、なーんて。 「…なんだよ」 照れてそっぽを向いた陸の頬が、真っ赤なのを確認してニヤニヤする。 「いつか、キラキラの婚約指輪と夜景の綺麗な高級レストラン、期待してるから」 「お前…調子乗りすぎ」
/247ページ

最初のコメントを投稿しよう!

353人が本棚に入れています
本棚に追加