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「まぁまぁ。俺は気にしてねぇよ?安西の成績が下の下…ゴフッ!?」
あんまりにも失礼なので、佐藤の腹に蹴りを入れました。
ふぅ、スッキリ。
「つぅか、ひでぇ回答」
今度はあたしが必死にやっていたプリントを手に取り、くくっ…と笑いやがる。
どこまで失礼なんだ、コイツは。
大体これはアンタの宿題なんだぞ。
「どこも合ってないんじゃねぇの?」
そうですよ。
あたしは学年でも一二を争うお馬鹿ですよ。
下の下を代表するバカですよ。
奇跡が起きても二問くらいしか合ってないと思いますけどね!!
「なに胸はってんだ、このどアホ」
「どアっ…!?」
「とりあえず終わらせろよ」
は…?
はい…?
このバカに?
まだ宿題を続けろですと!?
「…頭おかしいんじゃないの?」
「終わるまで、帰らせねぇよ?」
「なっ…!?」
「真面目にやっとけ。真面目にやったらどんな珍回答でも許してやる」
「ち…ちょっと!!」
あたしが反論する前に、ヤツはドアを閉めて去っていった。
「なんなの…」
悔しい!!
悔しいけど、やるしかないっ!!
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