罰ゲーム 4日目

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◇ 「お、終わったぁぁぁ!!!!」 そしてそれから3時間後。 安西陽菜は宿題を終えましたっ!! 時刻はすでに午後11時を回っています。 我ながら頑張ったなぁ…。 ルンルン気分で佐藤の部屋から帰ろうとすると…。 「ちょっと待て」 玄関で佐藤に引き止められた。 「いや、帰るから」 さすがに今日はもう限界。 これで家事しろ、洗濯しろ、掃除しろ、なんて言われたら、あたしは過労死するよ…たぶん。 「送る」 は…? 佐藤さん、いまなんとおっしゃいました? 「送るから待ってろ」 い、いま『送る』って言った!? それは勘弁だ。 コイツと一緒に歩いてるとこを誰かに見られでもしたら…。 コイツとの噂が広がるなんて御免だ。 「いや、ひとりで帰れるし」 「もう夜中だから」 「いや、あたしそんなにか弱くないんで。強い女なんで。大丈夫っす。遠慮しときます」 身振り手振りで必死に断っても。 「いや、送る」 ヤツは引かない。 「もう帰るね、お母さん心配してるし」 あたしは強制的にひとりで帰るを選択。 これで、あたしの勝ち… と思いきや。 「送るから。これ命令」 佐藤に無理矢理押し切られた…。
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