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ダブルベッドに、これこそ大の字と言うべき格好で寝ている。しかも斜めに。
気持ち良さそうに寝る和樹の顔を堪能してから、和樹の足を持ち、ズルズルとベッドの端まで引きずる。それでも起きない和樹はバンザイの状態で端にたどり着く。
「和樹、おっきの時間だよ」
そんな言葉をかけながら和樹を抱き上げる。
んー、とまだ眠そうな和樹をリビングまで連れていき着替えをさせる。
と、言ってもまだ2歳。眠いのもだから、グズリ喚き暴れる和樹と格闘する。
これもいつものこと。
私は専業主婦ではない。会社に勤めているのだ。和樹を保育園へ送り自分も遅刻しないように出勤するためには、いくら子供が泣きわめこうが、そそくさと支度をしなければならない。
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