第三話  もう限界だ

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地球から遥か彼方の位置に、知的生命体の住む一つの星があった。 その星の地方の小さな町にある小さなビルの一室で、地球人に似たその星の住人二人が、何事かを話し合っていた。 「とうとう払ってくれませんでしたね、空気(ガス)の管理料」 「ああ、一万年も滞納するし、最後通告も無視したし、もう限界だ!」 「一万年前にはちゃんと払ってくれてたんでしょう。確かオテロントスの人たちが」 「ああ、オテロントスの住人はちゃんと払ってくれていたよ。 そう言えば今の地球人の奴らはオテロントスの事を、アトランティスとか呼んでたな」         終
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