31人が本棚に入れています
本棚に追加
昼
僕とゆうきは昼食をとっていた。
コイツといても何の話をすることはない。
が、だからといって別に気まずいとか、そういうのはなかった。
いつもひとりで食事をしていたので、慣れっこだからだ。
そんなことを説明しているうちに、ゆうきは
食べ終わった。
「お前、食べるのずいぶん早いな。」
ずいぶんというレベルではない。
弁当を広げた一瞬にして平らげたのだ。
「そう?そんなに早い?ゲプッ」
「・・・・キタねぇヤツ。」
「なあ、今更なんだけど。」
「あ?」
「お前、名前なんて言うの?」
最初のコメントを投稿しよう!