ゆうきスーツ 其の二

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「は?」 「だから~、名前教えてって言ってんの!」 いや、そんなことくらいわかってる。 ただ、僕が理解できないのは唯一、ゆうきはなぜ名前の知らない奴と友達になろうとしたのかだ。 文字通り、僕は呆れた。 「・・・ねぇ、聞いてる?」 「・・・んでだよ?」 「え?」 「何で名前も知らない奴と友達になろうとしたんだ?」 「いや、一応あるでしょ?『つガキ』って・・・」 僕は持っていた箸をヤツの喉笛に突き立てた。 ヤツめ。オロオロしてやがる。 可愛いヤツめ でぃーーっひっひっひ!!!
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