第1章

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「現世と来世の狭間ぁ??」 私はそう繰り返した。 神様「そうじゃ。分かるかのう?」 「無理。そもそもなんで私はここにいるのよ?」 神様はぐっと眉間にしわを寄せて答える。 神様「それがのう…。おぬしが入院した病棟の隣と患者と昇天時期を間違えての……。」 私は衝撃の事実を知って叫んだ。 「はぁぁああ!!?何やっちゃってんの!!つまり、私は死んだって事じゃない!どうしよう、まだやりたい事あったのにぃ!そういえば、洗濯物たたんでなかったぁぁああ!」 神様「お、落ち着かんか!洗濯物は今はどうでもよいわい!」 「これから私はどうしたらいいの…?そうだわ、ポチにおやつをあげるのも忘れてたじゃない…。」 神様「…もういい加減後悔しまくるのはやめて貰えんかの?まだおぬしには生きる道があるのじゃよ。」 「生きる道…?本当に?どうやって生きて還れるの?」 神様「まだ還れる準備は整っておらんが、一端おぬしは転生してもらう。」 …テンセイ?転生!? 「転生って生まれ変わるってことでしょ?!本当に出来るの!?」 神様「ああ、出来るわい。神様の特権じゃ。」 「すごい。神様すご(ボコッ)えっ!?」 音がして足元を見ると、私の足が白い中に埋もれかけていた。 「何コレ!!?」 神様「よしよし。今日もいい仕事をしたのう。」 「ま、待って!私はどうなる…の……」 神様の後ろ姿を見送りながら、私は埋もれて意識を失った。
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