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『死にたい』 『は?田中、あんた、今、なんて?』 『死にたいって言ってるの!!  先生がいない学校なんかに来たって意味ないじゃん!!  先生のいない人生なんて生きたって・・・・・』 バチンッ 裕花のビンタが頬に当たった 頬がヒリヒリして痛くて、裕花を睨むと 裕花が泣いていた 『ナカジマが居なくて辛いのはあんただけとでも思ってるの!?』 『裕花も、辛いの?なんで?』 『なんでってそれは・・・・・って変なこと聞くな!』 私を置いて、1人で歩き出してしまった 急いで追いかける私からはいつのまにか涙が止まっていた 『ねぇ、なんで!?なんで!?』 『うるさい!黙れ!殺すぞ!』 言えるわけがないだろうが あいつがいないと、お前が笑わないから、なんて その日の夜、あいつの電話を鳴らすがもちろん出やしない だからメールを送ってやった
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