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先生の車の中は前と変わっていなかった 逆にそれが嬉しかった なぜなら私の知らない先生いなっていたらどうしようって 心の中が不安でいっぱいだったから 車を走らせながら先生は私をみて笑った 『お前浴衣なんて、はりきりすぎ』 『だって・・・・・それに先生にも私の色気をわかってほしく・・・・・』 『は!?お前に色気なんてあんのか!?』 先生は私が言い終える前に吹き出して 大笑いしている。酷いっ 『笑うなんて先生酷い!!』 『ワリィワリィ、いや、お前のそういうとこは十分分かっているから』 恥ずかしくて顔を俯かせてしまった 先生は黙って運転している。なにもかわらない先生 タバコの吸い方も、仕草も、話し方も ただ、強いて言うならちょっと太ったみたいだ 4月から今、8月までのたった4ヶ月会えなかっただけで すごく寂しかったんだよ? そんなこと考えながら窓の外を見ていたら、見覚えのある風景に 『ほら、降りろ』 浴衣の私に気を使いながら優しい言葉をかけてくれる 先生に笑いそうになった 車を降りた駐車場は先生の住んでいるマンションの駐車場だった エレベーターに乗ったとき、先生に聞いてみた 『ねぇ先生?花火大会は?』 『は?いや、花火、俺ん家から見えるし』 『見やすいとこって先生の家だったんだ』 部屋につくとジュースを進めてくれた 『ちょっと待ってろよ』 『はぁい』 先生は部屋を出て行った
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