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『失礼します・・・・・って裕花・・・・・』 『ちーっす』 私の場合保健室は常連だが、めったに保健室には行かない裕花がいた 『田中さんも具合悪いの?』 保健室の先生が心配そうに聞いてきたが テキトーに受け流すと先生は用事があると 保健室を出て行った 『・・・・・裕花、どうしたの?』 『ナカジマ』 裕花の一言でびくってなった 『ナカジマの奴、具合悪くて休みなんだってさ』 『ホント?』 『うん。さっき先生たちが話してた』 気づいたら涙が溢れてきた 先生は、居なくなったわけじゃ、ないんだ 『大丈夫だって、あいつはお前のスーパーマンなんだろ?』 先生は私のスーパーマン 大丈夫、先生は他の大人とは違うんだ また明日、お礼が言えるかな 『でも、昨日の結末は無いよなぁ』 『本当。ありえないよねぇ』 一緒のベッドで2人で寝ながら話した 明日にドキドキしながら 明日は来てくれるって思っていた ただの風邪だって 実際はそんな簡単なことじゃ、なかったのに・・・・・
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