3.生徒会の一存

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と、そこまでは、カッコよかったんだ。そう、カッコよかったんだけど…… 「会長、お前か!?」 エロ夜叉は目をこっちにやった。その瞬間、生徒会書記さんが竹刀で喉につきを食らわせた。おいおい、鬼畜だろ。 ゲホゲホと苦しそうに咳き込むエロ夜叉。そして、呼吸を整え、エロ夜叉は叫ぶ。 「なぜだ?なぜ我ら不良を襲う?俺らを影の存在とし、校舎の裏へと追いやったのはお前らでは無いか?俺らが何をしたと言うのだ!?」 おい、なんかエロ夜叉の台詞、おかしくね? 会長は返す 「うるさい!黙れ!いいか、お前らの存在自体が悪なのだよ。お前らが何をしようと、貴様らは悪にしか変わりねぇーんだよ、社会のクズが。この我ら正義の存在となる生徒会が貴様らを消し去ってくてるわぁぁぁ!」 おいおい、会長台詞おかしいって、言ってること完全に悪人だって。 「この様な無情の抹殺を続けてもなお、正義を語るかぁぁぁ!我ら不良達は、改心し、立ち直ろうと社会活動(街のゴミ拾いなど)を行って来たのに、それでも我らをおいたて、殺して行く。悪とは貴様らではないか! いいだろう、そこまで言うのなら、神も仏もいないこの学校に本当の光を見せてやる。我らの友情、そして努力で積み上げて来たこの力、今ここで解放してくれる?貴様の悪行もここまでだ?勝った者が正義だ?本当の正義を我が今ここに証明する。我が名は佐藤伎神輿(さとうたくみのみこ)。くるが良い!」 え、なんかエロ夜叉かっけぇ。てか、もう生徒会が悪じゃん。 「クズが!あの世で後悔するが良い!さあ、血祭りにしてくれるわぁぁぁ!」 なんか、全面戦争みたいになっちゃった。
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