4人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
さ、今の内に逃げるか
そう思い、この場を立ち去ろうとした。立ち去れる、そう思えた時期が僕にもありました。
俺は麗華を担ぐと、捕まった。誰に?生徒会書記さんにだよ?
そうだ、思い出した。生徒会にとっての敵は、捕獲祭参加者全員だったんだー。どうしてくれる?この修羅場。そうだ、魚、魚、助けてくれー。ダメだ。なんかめっちゃ汁出てるよ。冷や汗なんて量じゃねーぞ。冷や汁だ。あー、なんかやばい。
俺の友人と幼馴染が修羅場すぎるww違う意味で……
「おい、そいつから手をはなせ!」
エロ夜叉が書記さんに向かって叫ぶ。なんか、エロ夜叉かっけぇ。(さっきまで、麗華をボコっていたけど……)
「なんだ、困っている物に救いの手を差し伸べるってか?笑わせんじゃねーよ。偽善者同士で足の舐め合いってか?そう言うのがうぜーんだよ!」
会長、会長が悪人にしか見えません。
エロ夜叉、正論。
しかしエロ夜叉、助けてくれるのはありがたいが、この人数は無理だ。Bランク数名とAランクがいるんだ。お前がAランクだとしても勝ち目がない。逃げてくれ、(なんかエロ夜叉の見方になっている俺。)エロ夜叉にも助かってほしい。
打開策は……無い脳みそを使っていたその時だった。
「おいおい、将軍や。一つだけこの場をを解決する方法がありまっせ。」
この場に及んで、うざく語りかける魚を、俺は無視しようとしていた。
まて、解決策があるって?
「それは誠か?魚THE衛門。なんでもいいから、やるのじゃ。」
興奮のあまり口調が変わってしまった。
「かしこかしこまりましたかしこ~♪」
「死ね。」
そういうと、魚は般若面から、バズーカの様な物を取り出した。
「まて、なんだそれは?そして、それを打ってもみんな無事でいられるのか?聞けぇぇぇ!まてぇぇぇぇぇぇ???」
「魚、いっきまーす。」
俺の言葉を無視して魚はバズーカ(仮)を放った。
最初のコメントを投稿しよう!