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「うん!中々イケるじゃない!」
「そーちゃんおうどん美味しいの……!」
「そりゃ良かった。じゃあ2人共……取り敢えず離れようか」
俺達はうどんを作り終え、今は母さんの分を母さんの部屋へ運んでから、3人でうどんを食べている。
うどんの中身は油揚げ。カマボコ。青ネギ。と、至ってシンプル。
……そんな事は比較的どうでもいいとして今の状態を軽く説明すると、美咲は俺のすぐ隣。ほぼ零距離の所でうどんを食べていて吹雪に関しては俺の膝の上に座って食べている。
お陰で俺はまだうどんを口にしていない。
冗談抜きで空腹です。助けて下さい。
「私はここで食べたい気分なの。文句ある?」
大ありだ。てか、何でキレ気味なんだよ……
「そーちゃん、あーん……」
「熱っ!?……吹雪?俺は自分で食べるから無闇にうどんを食べさせるの止めようなー?」
「あっ……!」
俺は吹雪から拷問具と化したうどんを取り上げ、ちゃぶ台の上に置いてから吹雪を隣に降ろした。
……食事の時ぐらい落ち着いて食べさせてくれよ……
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