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「冗談なんかじゃない!!俺は本気でお前の事が好きなんだよっ!!」
圭吾は真剣な表情でそう叫びながら1歩、また1歩と近付いてくる。
「よせ……止めろ…………それ以上近付くな……話せば分かる」
「だからこうして話してるんじゃないか。アイラービュー!」
「英語で言うなっ!?」
自分の顔から血の気が引いていくのが分かる。
何だ?何故、女好きのコイツがいきなり男に目覚めたんだ……?
「確かに男同士じゃ結婚するのは難しい……でも印を残すことは出来る」
圭吾はそう言いながら両手を広げて更に近付いてくる。
ちょっと待て…………印ってコイツ……まさか……
「発掘させてくれ宋一……お前と……合体したい……」
「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
「ぐぼっ!?」
俺は圭吾に過去最高のボディブローを打ち込み、屋上から逃げ出した。
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