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「お前らの・・・妹?」
恐る恐る聞いてみた
どうやら、当たってたらしく裕紗は何度も頷き、鈴李はため息
「それに、桃髪の少女は・・・桃香ちゃんよ」
鈴李が言った言葉は、俺の胸に鋭く突き刺さった
どこか懐かしい感じがしたと思ったら・・・桃香だったなんてな
「てか、気づけよ。アホ」
うっせぇよ、裕紗。マジで気づかなったんだ
「それで、本題はここから」
さっきまで笑っていた鈴李の顔が真剣になった
「妹達を守ってやってくれ。出来る限りで良い。これは親友としてで無く、兄としての頼みだ」
「彼女達は、私達見たいになって欲しくないの。あの惨劇を見ているあなたにしか頼めない。お願い、妹を・・・鈴々を」
「愛紗を」
「「守ってあげて(やってくれ)」」
二人の覚悟が混じったお願いか・・・
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