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一輝がコンビニに入った直後に希望が言う。
「ねぇ澪。私が今考えてる事…分かる?」
「あぁ。1つしかないよな?」
「そうよね」
意見が一致した俺達はコンビニを去った。
━学校━
「それじゃぁ澪、またね」
「あぁ、またな」
希望は隣のクラスだ。ちなみにさっきコンビニに置いてきた奴は不幸にも同じクラス。
「鷺沢、おはっ!あれ?双海君は?」
隣の席の【綾峰 綾-アヤミネ アヤ-】が声を掛けてきた。
「おはよ、一輝ならコンビニに捨てて来た」
「ちょっと!不法投棄しちゃダメでしょ!?ちゃんと、分別…あれ?双海君って可燃?不燃?」
「いや、粗大ゴミだろ?埋めて肥料にしても良いが植物が可哀想だしな…」
「でも粗大ゴミだとお金かかるよね?」
「まぁ誰か良い人に拾われるだろ。まぁ誰も拾わないと思うが…いや、1人だけ拾う奴がいるな」
「あははは、誰その神様?」
「信じたくないが多分俺のいもう…」
━ダダダダダ━
「ちょっ、何で…俺を…置いて…行くねん!?」
全力疾走してきたらしい一輝が息切れしながら言ってくる。
「双海君、おはっ!」
「綾々(あやあや)おはよう」
「神様に拾ってもらえなくて残念だったね?」
「…?何の話?」
「気にするな。つうか俺ら待つって言ってなかっただろ?」
「普通、友達やったら待つやろっ!!」
「友達…だったらな?」
「友達ちゃうかったんかいっ!!」
「今日も良いツッコみだね!」
綾峰が一輝に言う。
関西人ならそれぐらい当たり前だろと言おうと思ったがやめた。
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