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「双海君、あれ誰のブラ?」
HRが終わり綾峰がお菓子を食いながら言う。
おい、平民。お代官様に言った言葉をすでに忘れてるぞ?
「あ~、あれ?絶奈のブラ」
【双海 絶奈-フタミ ゼナ】
一輝の姉で喫茶店を経営している。ちなみにシェイプアップボクシングをやりすぎてボクサー並みのテクニックを持っている。言うまでもなくサンドバッグは一輝だ。
「お前絶奈さんに殺されるぞ?」
「大丈夫やって!ダミーを置いてきたから。バレる前に戻せば問題ない!」
多分バレると思うけど黙っておいてやろう…
「既にバレてると思うから帰りに絶奈さんの喫茶店に寄ろうよ?双海君が絶奈さんにやられるトコ見たいし!」
「あ、綾々…天使のような笑顔で言うてるけど内容は悪魔やで?」
「ま、自業自得だろ?それじゃ放課後は喫茶だな」
━キーンコーンカーンコーン━
やっと6時間目が終わった。さて、帰るか。
「鷺沢どこ行くの?」
「…?帰るんだが?」
「喫茶店は行かないの?」
あ~、忘れてた。直帰する気全開だったな…
「忘れてたでしょ?」
「…いいや?全然忘れてないけど?」
「まぁそう言う事にしといてあげる」
「ありがぉごぜぇますだぁ」
「それ私のセリフなんだからね!」
「ほな行こか?」
俺達は絶奈さんの喫茶店に向かう事にした。
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