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「さっきの質問の答えだけどさぁ~、俺アリス捜す気ないからぁ。」
sonoはルカとルイが置いていった、怪しい巨大キノコに手を置くと、立ち上がったこみの前に向かい合わせに向き直り、ゆるい微笑みを浮かべた。
「別に俺達が必死になって捜さなくてもさぁ、熱血君達が見つけてくれるよ、こみちゃ…」
sonoの言葉がいい終わるか終わらぬうちに、こみはsonoの横っ面を張り飛ばした。
よろけるsonoを尻目に、こみはワナワナと怒りに肩を震わせ、手のひらを握りしめる。
「あんた、ワザと答えをハズしたね!皆あんたのいう通り必死になって捜してる…。あたし達も捜すんだよ!アリスを!!」
「殺す為に?」
sonoは叩かれた頬をさすりながら、こみに向き直った。
先程までの、のほほんとした表情は消え失せ、どこか冷たさを含んだ赤い瞳がこみを見つめる
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