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「俺達がアリスを捕まえて女王に差し出したら……アリスは殺されるよ。こみはアリスを殺すの?」
sonoの言葉にこみは力一杯に首を横にふる。
「殺さない!殺さない為にあたしが1番に見つけるんだ!!」
こみはポケットに手を入れると、小さなお守りをsonoに見せた。
「これは、兄があたしにくれたお守りだよ。あたしには現実世界にあたしの事を大切に想ってくれてる人がいる。
アリスにも…きっとアリスにもいるハズなんだよ!アリスの帰りを待つ大切な人が!!」
こみはお守りをポケットにしまうと、両手で自分の顔をバチンッとはたく。
視線を交えるこみの瞳には強い意志が宿っていた
「アリスは殺させない。女王には……渡さない!誰も殺さず皆で帰る。もちろんあんたも一緒に!」
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